永さの米国株投資日記

投資歴〇〇年の永さが始めた米国株投資の備忘録です

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2020年5月20日 今朝のニュースから

どうもどうも永さ(@nagasa79231884)です。

 

昨日のニューヨーク市場はダウ工業平均390.51$安(-1.59%)、ナスダック総合49.72ポイント安(‐0.54%)、S&P50030.97ポイント安(-1.05%)ということで3指数ともに反落しました。今朝までに入ったニュースとしていくつかピックアップすると、

米モデルナのワクチン治験データ、有効性示すには不十分(19日ロイター)

中国のラッキンコーヒー、米ナスダックから上場廃止告知(20日日経)

 治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘(19日 共同)

 いずれも市場にはマイナスとして受け止められました。

 

昨日有効性が確認されたモデルナ社(MRNA)のワクチンに疑義が出てきたということです。これは安全性を確かめるためのフェーズ1臨床試験でしたので本来有効性を確かめるものではありませんでした。その中で(統計的にはわからないけれどもなんとなく)希望的な結果がでたよという情報に市場が反応して昨日のような株価指数の上昇になったわけです。そのような背景ですので今さら「有効性を示すには不十分」と言われてもなんともな、と思います。一方でこのような情報で反落するところを見ると、市場ではコロナウイルスに対する感応度がいまだ高いのだなとも思います。

 

ラッキンコーヒー(LK)は2019年ナスダックにADRで上場した中国のカフェチェーン大手です。上場した際はスターバックスコーヒーを追随する中国企業としてもてはやされていました。一時期はSBI証券での米国ADR銘柄の売買上位にも顔を出していたので保有している人もそれなりにいるのではないでしょうか。今回上場廃止を通告された理由は売上高の水増しによる粉飾によるものということですが、米国市場に上場する中国企業に対する取り締まりを強めるという報道もありましたからさまざま思惑が働くところです。

 

アビガン(ファビピラビル)については詳しい説明はいらないと思います。富士フイルムホールディングス子会社である富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬で、新型コロナウイルスにも有効ではないかということで日本をはじめ世界各国で投入されています。安倍首相が今月にも薬事承認というふうに前のめりになっていましたのでそれを牽制する意味でのリーク記事のようです。永さとして、効くか効かないかの真実はわかりませんが、厚労省がこの薬を早期に薬事承認させたくない思惑を感じてしまいますね。一方で、米国のギリアドサイエンシズのレムデシビルは今月に異例の速さで薬事承認されていますからそちらを主流としていくつもりなのでしょう。アビガンの物質特許は切れているようですので承認されてもされなくても富士フイルムの業績に影響はないとみているのですが、市場は期待で動きますので本日は大幅安で始まっているようです。

 

モデルナ社のワクチン開発で世界に技術力を示し、ラッキンコーヒーの上場廃止中国企業を脅し、ギリアドのレムデシビルを市場に投入することで他の追随を許さない。まさにアメリカファースト。なんとなしにピックアップした今朝のニュースですが、それだけでもポストコロナにおいて覇権を握ろうとする米国の強い意思を永さは感じてしまいます。

 

 

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