永さの米国株投資日記

投資歴〇〇年の永さが始めた米国株投資の備忘録です

にほんブログ村 株ブログ 株日記へ ←もしよければポチっと応援お願いします

2020年5月19日 ポストコロナを考える

どうもどうも永さ(https://twitter.com/nagasa79231884)です。

 

長期分散投資は一喜一憂してもしょうがないので相場に張り付いて見ることは普段やらないのですが、先ほどちょっとしたニュースがあったのでこの時間にブログを書いています。

 

ワクチン開発を手掛けるモデルナ(MRNA)が新型コロナワクチンの臨床試験の第1フェーズを成功と発表しました。そのことを受けてダウ工業平均が一時750$高と急騰しています。MRNAも一時20%高となっています。このモデルナという会社、ティッカーがMRNAとあるようにメッセンジャーRNA(mRNA)を利用した医薬品開発をやっている企業です。このような核酸、ペプチド、タンパク質を改変する技術を売りにした製薬ベンチャー企業は米国に限らず世界中にみられますが、mRNAを用いたものは大変珍しいのではないかと思います。

 

ここで臨床試験の第1フェーズに成功したという意味を考えてみます。臨床試験には3つフェーズというものがあり、それらすべてをクリアした医薬品のみが上市される(市場に出回る)ことになります。そのうち、第1フェーズはざっくり言えば医薬品の安全性を確かめる試験です。健常者に色々な量の薬品を投与して人の中での薬のふるまいや安全性を確かめる試験となります。

 

今回はそれに成功した段階ですので「今回の結果=有効なワクチンができた」とは言い切れません。しかしながら、米国市場においてMRNAに対する期待感はここ数か月日に日に高まっていましたから(気になる人はチャートを見てください)、その期待感を裏切る結果でなかったことがリスクオンにつながったのではないかと推測します。

 

さてポストコロナについてです。

 

本格的な経済再開にはワクチン開発は必須です。

 

最近有名になった富士フイルムのアビガンのような抗ウイルス薬があればいいんじゃないかと考える人もいるかもしれませんが、それだと不十分です。抗ウイルス薬の欠点として、人への投与を繰り返すことにより耐性(変異)ウイルスを生み出す可能性があります。仮に有望な薬が開発されたとしても、その投与により耐性ウイルスを生み出す機会を提供することになり、また別の薬を開発しなければならないといったいたちごっことなることが想定されます。今回のCOVID-19は非常に変異しやすいウイルスであるとの報告もありますので、人の免疫に働きかけて感染や発症を防ぐワクチンの方がその制圧にはスマートだと考えられます。

 

しかしながら、ワクチン開発は一般的な医薬品開発より難しいと言われています。数年は有効なワクチンが開発されない可能性もゼロではありません。そこでウイルスと共生するという考え方が出てきます。すなわち、世界各地で行われているソーシャルディスタンスという考え方が基本となる新たな社会生活の始まりとなります。

 

他の人も言っていることではありますが、さまざまな分野でコロナ危機を契機にパラダイムシフトが起こるだろうと永さも予想しています。

 

具体的にどのようなことが起こるか、次回以降で書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 株ブログ 株日記へ ←もしよければポチっと応援お願いします

ブログランキング・にほんブログ村へ