永さの米国株投資日記

投資歴〇〇年の永さが始めた米国株投資の備忘録です

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2020年5月17日 iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF (PFF)の投資戦略

 

どうもどうも永さ(https://twitter.com/nagasa79231884)です。

 

iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF (PFF)は発行元のブラックロックによると「米ドル建て優先株式・ハイブリッド証券を対象とした指数と同等の投資成果をあげることを目指している 」というETFです。

 

価格:33.44$

利回り:5.84%(高利回り、かつ毎月配当)

経費率:0.46%(最近の米国ETFにしては高い方)

投資対象:492(比較的分散されている)

ベータ値:0.68(市場(S&P500)より値動きが小さい)

 

優先株式とはざっくりいうと、議決権などに制限が設けられている代わりに「優先的に配当を受ける権利が得られる」株式です。日本では伊藤園が発行しているものが有名ですね。5%超えの高利回りであるのは投資対象がこのような性質をもっているからということになります。

 

0.46%の経費率は0.04%以下という米国ETFも多くあるなかで高い方です(ただし、優先株式という日本からではなかなか購入できない対象に分散投資できる意味では妥当なのかも?!しれません)

 

投資対象は492と分散されている方ですが、保有銘柄に金融、不動産などを多く含みます。投資対象国はほぼ米国です。優先株式は性質として債券に近いため、ベータ値1以下のゆるやかな値動きをします。しかしながら、このPFF保有銘柄に上述のような偏りがあるために今回のコロナ危機のような金融不安がくると一気に値下がりします。

 

ちなみに、

今年の2月末まで38$付近でしたが、

コロナ危機によって24$付近まで下落しました。

割合でいうと37%弱の下落です。

その後緩やかに戻しています。

 

このように、PFFは株式のように値上がりは期待できない高利回りで、かつ金融不安には反応するという何ともモヤモヤするETFです。

 

S&P500対象のETFと比較すると短期でも長期でもパフォーマンスは悪く、ポートフォリオの中で多くを占める意味はないと思います。今のところ右往左往した永さのポートフォリオでは断トツの保有数ですが、これから改善していく予定です。

 

このPFFの存在意義があるとするなら一つ、

 

とにかく毎月まとまったお金が入ってきてほしい人向け

 

ということになります。永さが保有する理由もこれに尽きます。

 

先に金融不安に反応すると書きましたが、普通株式に比べ減配リスクは少ないのである程度の配当は維持されることになります。リーマンショックの時も価格の下落に対し、配当はソコソコ維持されました。ちなみに、今年の3月の安値24$で購入した場合に利回りはなんとなんと7%超えです

 

今回のコロナ危機のような金融不安に特に思うことですが…毎月配当は長期分散投資するうえで心のよりどころとなります。普通株式が下落し含み損を抱え、減配リスクにおびえる中、PFFから毎月決まった配当が入金される、それだけでも投資やっている意味を実感できるんじゃないかと思います(なんだか騙されているようでもありますが…)

 

イロイロと書きましたが最後に、このような”金融不安に反応する”というデメリットをメリットと読み替えることで、永さはひとつの投資戦略を見出します。

 

暴落し始めたら余裕のある範囲で買ってみてキャッシュフローの足しにする

 

ということです。ただし、昨年にベンチマークが変わってから価格が緩い右肩下がりになってきており元に戻る保証はありません。永さとしては30$割れ(できれば20$台前半あたり)で購入できれば、配当分も含めそれなりのパフォーマンスになってくれるんじゃないかと考えています。

 

PFFの投資戦略まとめ>

・毎月お金が入ってきてほしい人向け

・暴落したら余裕のある範囲で買ってみる

 

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